2014/06/30

北へ向かう:4日目

4日目は少しスロースタート。
雨も上がり、まずますの天気に。
午前中は盛岡市内観光。
移動は岩手県交通の盛岡都心循環バス「でんでんむし」に。
1乗車100円だけど、何回も乗ることを想定して、300円の1日券を購入。


最初は「岩手護国神社」へ。
大きな境内には大きな「明治天皇御聖像」が。



御朱印もいただきました。


続いて隣の「盛岡八幡宮」へ。鮮やかな赤い大鳥居。社号は「盛岡鎮守」というらしい。
本殿までは広い参道が続く。


煌びやかな額束。
手水舎は「水堀石」といわれる大きな石でできている。



八幡なので、祀られているのは応神天皇。建立は南部重信公による。
ちょうど、茅の輪くぐりがあったので、お祈りした。



平成9年に建て替えられたので、真新しいん本殿。
朱色で大好物の色使い。美しい。


ひょうたんも赤い感じ。
柱や梁も鮮やかな朱色。



もちろん御朱印をいただきました。


安倍首相もされた、目出鯛おみくじに挑戦。
お賽銭は、箱に入れておく。日本ならでは成り立つ仕組み。








縁日のボンボン釣りみたい。
見事「大吉」!!



次は、「もりおか啄木・賢治青春館」へ。

重厚な建物。


明治に建てられた、旧第九十銀行本店本館を活用した資料館。
レトロな内装で、天井も高く、時代を思わせる。
無料というのがありがたい。



外には記念撮影用のパネルも。
赤じゅうたんの階段も贅沢な造り。



有名な建物の「旧盛岡銀行(岩手銀行旧本店本館) 」へ来たが、残念ながら保存修理中。残念。



本当は右の写真のような建物。見たかった。
重要文化財だから後世に残すためのメンテナンスは仕方が無いかな。



次は「桜山神社」へ。
御祭神は、盛岡藩主の南部家の当主の皆さんらしい。

「長寿院亀之助」 の背中を洗いながら、長寿と健康を願う。



境内自体は大きくなく、派手さはないが、どっしりとした建物となっている。
御朱印もしっかりいただきました。



続いて、「盛岡城跡公園」周辺へ。
かなり広い敷地に城跡や、博物館などが点在している。
緑はもちろん、お堀の水のある感じが落ち着いて、オアシス的な感じ。



天守閣などの建物は無いが、石垣はかなりの規模。
国の史跡であり、日本100名城にも選ばれている。



中途半端な建造物。解説を見ると「南部(利祥)中尉騎馬像」の台座とのこと。
戦時中に軍需資材として撤去されたとのこと。



伊賀上野城と同じくらいの石垣の高さ。ここは柵があるんだ・・・


ボクの御朱印集めに突き合せたため、次の移動時間がギリギリに。
盛岡駅ビルで昼食場所を探す。
結局、「明明家」で盛岡名物の冷麺をいただく。
酸っぱいのを想像していただが、出汁が効いててうまかった。
これでミニサイズ。普通サイズはすごい量であった。


盛岡から、JR東北本線にて石巻へ。
30分程度の移動。普通の列車だった。
石巻駅の駅舎の待合室には、こじゃれたスイーツ店やそば屋などがある。



平日の昼間なので、人はまばらで、駅前には何もない。
やたらタクシーだけは多かった。



またまた「岩手県交通 バス」にて移動。



20分ほどで「宮沢賢治記念館」に到着。
が、300段以上の階段を登らないと記念館にはたどり着けないことが発覚。
気分が萎える・・・



ようやく階段を登り切って記念館の入り口に到着。
高台に開けた広場があり、いくつかの施設がある。



館内は平屋ではあるが、当たり前ではあるが、宮沢賢治の資料が数多く展示されていた。
森の中のトイレも、風景にマッチしている。さわやかトイレと命名されている。



Wildcat House 山猫軒」は興味深かったが、バスの時間が迫っていて、あの階段を降りないといけないので、スルー。


バスで石巻駅前に戻るが、駅前には店が無い。
駅の観光案内所に聞くと、少しバスで行くと商店街があり、ソフトクリームの有名なみせがあるとのこと。
その情報を元に、5分程度バスで移動。
で、到着したのが「マルカン百貨店」。うーん百貨店というよりは、昔のジャスコって感じ。
上の方の階から見下ろしたが、商店街も寂しい感じ・・・








小腹が空いたのと、M君とお別れの時間になったので、百貨店「大展望食堂」で、打ち上げ。
昭和のにおいがプンプンする、箸入れや調味料群。
ボクはカツカレーをいただく。ルーは粉から作った感じで懐かしい味。



石巻一押しのグルメ、特大ソフトクリームをM君が注文。写真だけ撮影させてもらう。
食堂内は昭和モダン。子どもの頃に行ったことがある懐かしい雰囲気。
M君曰く、文化財として指定すべき。確かに。
中途半端な時間帯にも関わらず、親子連れやカップル、学生たちが来店していた。








M君と別れ、ボクたちも帰路に。
石巻駅から、JR東北本線に乗り、5分ほどで石巻空港駅に。



石巻空港駅とはいうものの、空港が近いだけで、ここからバスに乗らなければならない。
駅前は本当に何もなく、「岩手県交通 花巻空港線バス」を待っていたが、時間よりずいぶん早くバスが到着。
不安になり運転手さんに尋ねると空港まで行くとのこと。
調べてみたら、1本前のバスが遅れて到着したよう。



10分ほどで「いわて花巻空港」へ到着。
かなりコンパクトな空港。


帰りは「FDA」にて。チェックインに向かうと、グランドスタッフの人がしてくれた。
客も少なかったのでサービスでしょう。



無事搭乗券をもらい、しばし空港で待機。
予定外に早いバスで着いたので時間がある。



三重県の観光キャンペーンのパネルが。がんばってる!
土産物屋さんをうろつくが、飽きてきたので、搭乗口に移動。








搭乗まで時間があるので、「サヨナラ東北」「サンキュー東北」ということで、地ビールをいただく。
ピンクの搭乗機がスタンバイ状態なのが見える。



いよいよ搭乗。ドアにまるちゃんが。
離陸すると、ドリンクとお菓子のサービスが。
音楽等のサービスは無い。








1時間程度で「県営名古屋空港」に到着。
地べたで飛行機を降りる。




10分程度で荷物をピックアップして、「あおい交通 古屋空港直行バス」で名古屋駅へ。
30分で到着。
やっぱり名古屋は都会だ。
近鉄の連絡も良く、若干早く帰宅できた。



今回のお土産は、三鉄の盛駅で買ったあまちゃん手ぬぐい。
釜石で買ったいちご煮。


フェリーで買った、じゃがポックル。
花巻で買った盛岡冷麺と羊羹。
盛岡で買った萩の月。これはご主人様からのミッションでした。



3泊4日ではあったが、移動距離が長く、交通機関に乗っている時間は長かったが、どれも混んでいることはなく、M君からの土地々の解説もあり、飽きない時間でした。

M[君の陣中見舞いにかこつけた、乗り鉄ツアーであったが、東北各地に触れることができた。
宮城や岩手は震災の傷跡がまだまだ残っているが、青森や盛岡などはほとんどそれを感じることはなかった。
東北各地の市や町を見聞きしていたので、もっと都会というか賑やかなのかと思っていたが、案外静かであるということを実感した。

今回もわがままなボクに付き合ってくれたTさんと、現地でいろいろ案内してくれたM君に感謝。

また、ゆっくりと東北を訪れたい。



【サマリー】


27日(金) 【近鉄】 15:48 [四日市] 16:16 [名古屋]

【あおなみ線】 16:30 [名古屋駅] 16:50 [野跡駅]

【名古屋市営バス】 17:04 [野跡駅] 17:11 [フェリー乗り場]

【太平洋フェリー】 19:00 [名古屋] 16:40 [仙台]
28日(土) 【M君交通】 17:00 [仙台] 20:00 [気仙沼]
29日(日) 【JR大船渡線BRT(盛行)】 06:31 [気仙沼] 07:45 [盛]

【三陸鉄道(南リアス線)】 08:50 [盛] 09:42 [釜石]

【岩手県交通】 10:50 [釜石駅前] 11:38 [道の駅やまだ]

【岩手県北バス】 11:46 [道の駅やまだ] 12:49 [宮古駅前]

【三陸鉄道(北リアス線)】 13:15 [宮古] 14:49 [久慈]

【岩手県北バス】 15:00 [久慈駅] 15:30 [小袖海岸]

【岩手県北バス】 16:00 [小袖海岸] 16:30 [久慈駅]

【JR八戸線】 18:14 [久慈] 20:01 [八戸]

【東北新幹線】 20:12 [八戸] 20:45 [盛岡]
30日(月) 【JR東北本線】 12:33 [盛岡] 13:09 [花巻]

【岩手県交通】 13:30 [花巻] 13:47 [宮沢賢治記念館]

【岩手県交通】 14:49 [宮沢賢治記念館] 15:07 [花巻]

【JR東北本線】 17:26 [花巻] 17:31 [花巻空港]

【岩手県交通】 17:58 [花巻空港(JR)] 18:08 [花巻空港]

【FDA】 18:50 [花巻空港] 20:05 [名古屋空港]

【あおい交通】 20:30 [名古屋空港] 21:00 [名古屋駅]

【近鉄】 21:02 [名古屋] 21:30 [四日市]

こうしてみると、たくさんの乗り物に乗ったなあ・・・